片川先生の初ブログ
はじめまして、片川です!~肘内症について~
はじめまして!片川慎也です。
北生駒整骨院は事故サポートに特化しており、その他レントゲンに映らないお身体の不調やどんなお悩みでも、患者想いのスタッフが親身にご対応します!
むちうち、腰痛、関節痛、冷え性、不眠、頭痛なんでもお気軽にご相談ください!
自己紹介
初めてのブログですので自己紹介をさせていただきたいと思います。
改めまして、7月から北生駒整骨院の仲間に加わりました片川慎也と申します。出身は奈良県高市郡です。
30歳の時、職業訓練の学校の事務をしていました。ある日突然右目が曇り始めそのまま戻らず、事務仕事がままならなくなり、奈良県立盲学校に入学しあんま、鍼灸の勉強をしにいくことで治療家の道を歩み始めました。
奈良県立盲学校を卒業後、大阪府立大阪南視覚支援学校で柔道整復の勉強をし、北生駒整骨院にやって来ました。
趣味はパズルで、妻のディズニー好きが映り、ディズニーのパズルをよくやっています( ^^)
みなさん、どうぞよろしくお願いします!
肘内障(ちゅうないしょう)
さて、本日は肘内障についてご紹介いたします。
2~4歳のお子さんと手を繋いでいて、急に腕を動かさなくなったことってありませんか?
それは肘関節の一部が脱臼を起こしてしまったからかもしれません。
疾患の特徴
肘の関節は、前腕の橈骨(とうこつ:親指側の骨)と尺骨(しゃっこつ:小指側の骨)と言う二本の骨と上腕骨からなっています。
上腕と橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)は肘のところで接しており、橈骨の肘に近い部分-橈骨頭(とうこつとう)は輪状靭帯(りんじょうじんたい)という靭帯によって押さえられています。
しかし2~4歳の幼児は靭帯の支えが弱いのと、骨が大人の骨になりきっていないので橈骨頭が相対的に小さく、橈骨頭が靭帯から抜けてしまうことがよくあります。
お子さんと手を繋いでいて、お子さんが急に走り出そうとしたとき腕を強く引っ張っぱったり、お子さんが自分の腕を体の下にして寝返りをしてしまい自分の体重で引っ張られたりして起こることもあります。
症状
手のひらをお腹側に向け、肘を少し曲げた状態になり、動かそうとすると肘の外側に痛みが出ます。
少しは肘は動かせますが大きく動かそうとすると、不安感や痛みが出て動かすのを嫌がります。
類似疾患
- 骨端線離開(こったんせんりかい)
- 軟骨損傷
- 鎖骨の骨折(若木骨折)
識別
- 骨端線離開(こったんせんりかい):橈骨頭部に腫れがあるとき
- 軟骨損傷:軟骨がすり減ったりすることで痛みが出る
- 鎖骨の骨折(若木骨折):軟骨損傷の識別、又は患部に変化がない場合は脇に下から手を入れると鎖骨部を痛がる
一般的な治療法
橈骨頭(とうこつとう)が完全に脱臼した場合、整復は不可能になり外科手術が必要になりますが、一般的に整復動作は簡単です。
①動かさなくなった手の腕を片方の手で持ち、もう片方の手は親指をとうこつとうに当てて肘を持ちます。
②腕をドアノブを回す感覚で回し、親指でとうこつとうを押せばポンッと言うような音が感じられ、もとに戻ります。
しかし
これは専門的な知識が
必要になりますので
絶対にご自分では
なさらないようお願いします!
治療が終わると、すぐに腕を動かせるようになります。
好きなお菓子やおもちゃを見せると今までいたくて動かさなかった腕を出して取りに来ます。
しかし、繰り返し起こってしまう可能性が高いので、お子さんの腕を引っ張らないようにしてくださいね!